シリーズ|Space Whispererノート
空間が語りかけてくる時がある。
見えないのに、たしかにそこに“何か”があると感じる瞬間。
私はそのささやきを「Space Whisperer(空間のささやき手/空間師)」と名づけました。
このシリーズでは、
今ここを震わせる空間をつくるプロセスや、
その中で生まれた気づきや変化を綴っていきます。
整えるということが、
どれほど深く、優しく、人生を支えてくれるのか。
写真の美しさではなく、言葉の静けさで届けるシリーズです。(これも空間の一部)
どうか、あなたの“今ここ”が、少しでも心地よくなりますように。
今回、自分の空間を整えながら「心音結」の制作を見直していたとき、
ふと気づいたことがある。
それは——
あの5つの章の流れが、エイブラハムの“願望実現の5ステップ”と同じだったこと。
エイブラハムの願望実現の5ステップとは:
ステップ1|コントラストを体験する(望まない現実に気づく)
ステップ2|望みが自然と宇宙に発せられる
ステップ3|受け取ることを許す(許可)
ステップ4|望む波動に安定して留まる
ステップ5|コントラストすら歓迎できる自分になる
これまでの心音結の
「観・響・澄・満ちる・舞」
という構成が、
まさにこの流れとリンクしていたと気づいた時、鳥肌が立った。
🌀「観・響・澄」は、何度も繰り返すプロセス
特に元旦那とのやり取りを通して何度も起きていたのが、
この「観」「響」「澄」のサイクル。
- 「観」:コントラストが来た時に、“一歩引いて”見る自分
- 「響」:その時に湧き上がる感情や違和感にちゃんと気づく
- 「澄」:そしてそこに向き合って、手放し、整える
この流れを繰り返すたびに、
私は前に戻ってるんじゃなくて、クラリティがどんどん上がっていた。
まるで、水が濁ってはまた澄み、
そのたびにさらに深いところまで透明になっていくように。
そして、また「観」に戻った時には——
前よりももっと広い視野で、「こうなりたい」が見えるようになっていた。
🌸「満ちる」と「舞う」へ——内側の泉から湧き出すもの
そしてその“何度も繰り返す浄化”のあとに、自然と訪れるのが…
- 「満ちる」:外から与えられるのを待つのではなく、
内側の泉がしずかに、でも確かに自分を満たしはじめる状態。
安心、ゆだね、受け入れ。そんなエネルギーに包まれる。 - 「舞う」:そこから自然と生まれる“動き”や“表現”。
誰かのためじゃなく、わたしのために舞うこと。
それが結果的に、世界を動かしていく。
この二つは「何かを“やる”」という行動ではなくて、
“自分を信じた結果、あふれてくるもの”。
満ちるから、舞える。
舞うから、また何かに気づく。
そして再び「観・響・澄」へ還る。
そんな**美しい循環(サイクル)**が生まれていく。
だから、「観」がまた来たからといって、元に戻っているわけじゃない。
「観」の状態が何度も訪れる時、
私たちはつい——
「また同じことで悩んでる」「全然進歩してないかも」
と思ってしまう。
でも、それは全くの誤解。
最初は視界が濁って、ほとんど見えない状態から始まっている。
その中で精一杯「観」て、「響」いて、「澄」ませることを繰り返してきた。
だからこそ、前には見えなかったものが今見えるようになったんだ。
見えるものが変わったのは、あなたの水が澄んだ証拠。
そして澄んだその場所から、**新しい「観」**がやってくる。
つまり、この「観→響→澄」のプロセスがまたやってきた時、
それは**“失敗したから繰り返している”**んじゃない。
もっと深い場所で、もっと遠くまで見えるようになっている証拠。
水のクラリティがどんどん上がって、
それに伴って新しい領域に届いているということ。
だから、何度も「観」が来るのは怖くない。
それはあなたの進化の証であり、祝福された再誕生のサイン。
空間は、写真だけでできているわけではない。
言葉もまた、震える場を生み出す“ささやき”になる。
このシリーズでは、その静かな声に耳を澄ませながら、
言葉という空間で、あなたと繋がっていけたらと思っています。
