シリーズ|Space Whispererノート

空間が語りかけてくる時がある。

見えないのに、たしかにそこに“何か”があると感じる瞬間。

私はそのささやきを「Space Whisperer(空間のささやき手/空間師)」と名づけました。

このシリーズでは、
今ここを震わせる空間をつくるプロセスや、
その中で生まれた気づきや変化を綴っていきます。

整えるということが、
どれほど深く、優しく、人生を支えてくれるのか。

写真の美しさではなく、言葉の静けさで届けるシリーズです。(これも空間の一部)

どうか、あなたの今ここが、少しでも心地よくなりますように。

Vol.1では、内なる男性性との関係が変わり、
自分の感覚に正直に生きる“クラリティ”の感覚が芽生え始めました。


Vol.2では、そのクラリティの先にある「自分を満たす在り方」へと向かっていく道のりを描いています。

4|クラリティの深まりと、現実の変化

心がクリアになってきたから、心音結の私のデザインしたノートの印刷具合を確かめるために行ったオフィスワークスでも言えた。

「この印刷物全部、下に黒いマークが入ってるから印刷し直してもらっていい?」と。

心の中では迷った。

「迷惑かも」「申し訳ないかも」。

でも、わたしはこう決めた:

「こんなマーク付きのノート、私の空間の写真に入れれない」

これは、

💠 自分の震えない声を無視せず、
💠 他人の都合より自分の真実を選ぶ、

本気の自己信頼だった。

その覚悟で話したため、オフィスワークスのスタッフはすぐに「ごめんね!すぐに印刷し直すね!」と私の満足できる形で叶えてくれた。

5|内側で自分にできることは、外側でもできる

だから、ノートでも、印刷でも、商品づくりでも、

「相手に悪いから」じゃなく、
「自分の震えを最優先する」って決められた。

「これでいいじゃん?」に対して、
「いや、それはわたしのYESじゃない」
と伝える勇気が持てるようになった。

これは内側でまだ威圧的な上司がいたならば外側にも言えていなかっただろう。

6|男性性と女性性が阿吽になるとき

こうして、

  • 威圧的な上司(命令してくる)→
  • 頼りない部下(止めてくる)→
  • サポートするパートナー(信じて動いてくれる)

という進化が生まれた。

女性性が「これしたい」って言うと、
男性性が「いいよ」と動き出す。


相談じゃなく、諭しでもなく、ただ呼吸のように。

7|だからこそ「観・響・澄」のプロセスが大切

急に「満ちる」や「舞う」はやってこない。

自分の感覚を研ぎ澄ませて、

  • 観て
  • 響いて
  • 澄ませていく

初めの水は泥水のように澄んではいない。だから自分の姿もちゃんと観えない。

本当の自分ってどんなの?まだわかんない。

その中で必死に自分のために「観」てその自分に「響く」ものを選ぶそうすると少しずつ水が「澄んで」くる。

それを繰り返し水のクラリティを上げていくことでやっと心の水が透明になる。

そしてその時にようやく「本当の自分」が観えてくる。あっ私こんなん好きなんだなって。

その上でようやく、満ちる(安心)も、舞う(自由)もやってくる。

満ちるも舞うも残念ながら水が濁ったままではやってこない。

自分さえも見えていないままでは本当には「満ちれない」から。

8|仁王さんと弟橘媛が教えてくれたこと

仁王さんはいつも私が結構大きい厳しめの感じの開放の時に現れる。

今回もそうだ。

そして仁王さんには初めから「境界線」についてはずーーっと言われてきた。5年くらい笑。でもその当時の自分は本当の意味がわからず自分の分かる範囲での境界線を張っていた。

今分かる。

  • 仁王さんは、境界線の守り神。
     本気で自分を守る強さをくれた。
  • 弟橘媛は、水のクラリティの神。
     観て、響いて、澄ませるという流れを導いてくれた。

この2人がついていてくれていることで私から「心音結」が生まれた。

作った当時は全く何も考えずに感性のままに作った。

でも、自分の人生そのものがこの順に動いていることを知って鳥肌が立っている。エイブラハムの5つステップとも重なっている。(それに関してはこちらのブログにて紹介)

🌸結びに

このすべてが「心音結(ここねゆい)」に込められている。


ただのノートじゃない。


自分と出会い直すプロセスであり、魂の航海図。

そしてこの気づきは、外側の現実にも、すべてリンクしていた。


内側が変わると、外側も動き出す。
今、そう感じている。

空間は、写真だけでできているわけではない。
言葉もまた、震える場を生み出すささやきになる。
このシリーズでは、その静かな声に耳を澄ませながら、
言葉という空間で、あなたと繋がっていけたらと思っています。